スタンディングディスク 勉強

スタンディングデスク 効果

会社を上げてスタンディングディスクを採用する企業が現れると、その効果は仕事だけではなく勉強に置いても期待できるのではないか?
これは、デスクワークがその名の通り、従来は椅子に座って机上で行っていたのと同様に、受験勉強は各種資格試験勉強なども勉強机でするのが当たり前だったことから、そう思うのも自然だと思います。

ところが、体重のバランスという視点で見た場合、座位と立位とでは、明らかに立位の方が重心のバランスがよいのです。そもそも二本足でまっすぐ立つというのがバランスが悪ければ、ほんの少しのバランスの悪さが起きればたちどころに倒れてしまいます。逆に座位の状態で、椅子を取り払ったら、たちどころに倒れてしまいます。
これはバランスが悪いということ以外の何物でもありません。

別の視点での事例を上げるなら、電車内で長椅子に持たれて座ったときのことを思い出すとよいでしょう。列車に乗り込み、空いた席に腰を下ろす。この瞬間は、ほっと一息付けた状態でとてもリラックスして癒される気がします。ところが、この長椅子の背もたれに背中を持たれかけた状態を長時間保てるかというとなかなかこれはこれで大変です。

改めて電車で空いた席に長時間座ったときのことを思い出してみましょう。
ほぼ間違いなく、無意識に姿勢を変えているのを思い出すでしょう。これは同じ姿勢だと疲れるからです。もちろん立位でも長時間同じ姿勢だと疲れます。ですが、体重のバランスが座位の方が明らかに悪いので早く疲労感を感じてしまうからです。このこと、つまり、体重のバランスから見ると立位の方が座位よりも安定した姿勢と言えます。

身体の代謝の点でも、立位だと血流が良いので代謝がよく、同じ時間作業する場合は明らかに座位よりもメリットがあります。

勉強机で長時間勉強していて睡魔に見舞われた経験は多くの方があるでしょう。
人が、もっとも何か物にもたれかかる面積が多い生活上の場面といえば寝ている時でしょう。身体を布団に横たえる状態が最ももたれかかる面積は広く、この状態が寝るのには最も自然です。何か物に体を横たえるというのは寄りかかるとも言います。これは、体重の一部をささえてもらうということで、それにより安心考えられます。安心な状態だと眠るのに都合よいと無意識に思いやすく、睡魔が発生しやすい環境とも言えます。

道路の真ん中では命の危険があって眠れません。眠気をおこさないという意味だと座った状態というのは決して好ましい状態とは言えないと思います。
その意味では立位は睡魔が起こりにくい。これは感覚的にも納得感があるでしょう。
勉強をするというのは決してリラックスした状態ではなく、勉強に集中している自分を思い出していただくと、どこか身体に緊張感がある一定のストレスを感じている状態を思い浮かべるでしょう。
その視点でも、立位の方が座位よりも適しているのだと思います。勉強以外で自分が集中したという

過去のシーンを思い浮かべてみましょう。
私の場合は、2008年のウインブルドン男子決勝戦。ナダルとフェデラーが互いに2セット取ってタイとなった最終戦の第5セット。
タイブレークがなくお互いにキープを重ねた第16ゲームでナダルが勝利。
手に汗握る勝負に立ち膝状態で試合の行方を見守った記憶があります。

本当に集中しているときは、ゆったりソファーに寝そべった状態ではなく、むしろ身を乗り出していつでも拳を振り上げる用意があるといわんばかりの緊張感がある状態です。
普段は仕事なり勉強というと机に座ってするものと思いがちですが、改めて理想的な姿勢はどちらかというのをゼロベースで考えようと努めると、必ずしも座って作業するのが立ってするよりも効果的とは思えないということに気づけるのではないかと思います。

ただ、そうはいっても同じ状態を長時間維持することはいずれは筋肉の緊張と疲労、動かないことによる浮腫みの原因にもなります。重要なのは、立って作業する合間に休憩をはさみ、筋肉をほぐしてあげる。これが長時間集中して作業するのに好ましいことで、それにはスタンディングディスクで立位で勉強がおすすめだということです。
実際、玉川大学工学部と名古屋市立大学大学院との共同実験で、座位よりも立位の方が学習効果という意味では優れていることが確認されています。また、座位と立位を交互に繰り返すのが最も効果ありと確認されています。

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