私の経験から、スタンディングデスクと肩こりについて考えてみました。
スタンディングデスクの効果の一つに肩こりがある、と言われています。
その根拠というのが
姿勢が良くなるから
ここで、姿勢が良くなるの中身を具体的に見てみますと、
前傾姿勢がなくなり、
首が前に傾かず、
まっすぐな状態で作業する
こういった理由から、肩にかかる負担が軽減されるということですね。
確かに、机に座った状態でデスクワークをすると、目線が下向きになり、このような姿勢に自然となります。
つまりポイントは目線の位置高さ、になります。
ここで、注意が必要なのは、スタンディングデスクを利用して作業すれば姿勢が良くなるというのは半分正解で半分間違っているということです。
ポイントは使い方です。
スタンディングデスクで重要なのはテーブルの高さ。
これが正しい姿勢になる位置よりも下であれば、椅子に座っているのと同じで前傾姿勢になってしまいます。
長年にわたって前傾姿勢になれていると、テーブルの高さに注意しないとうっかり、以前の姿勢になる高さに設定してしまう可能性があります。
肩こりの原因が姿勢の悪さだと知っていても、ついつい前傾姿勢で仕事をしてしまう、というのはあるああるですが、これは姿勢が悪くてもそれが即、体に負担をかけているという実感がないからです。
似たような話で足を組むというのがあります。
足を組むと何となくリラックスした気持ちになります。ところが、椅子に座って足を組むのは実はバランス的には非常に不安定になります。
その証拠に、組んだ足をそのまま変えずに長時間同じ姿勢でいることは困難です。少し時間が経てば組んだ足を左右入れ替えるなど姿勢を崩してしまうのはそういうことです。
その意味で、まっすぐ立った状態というのは座るより疲れる、休んでなさそうなイメージですが、実は座るよりも安定した姿勢なので長時間姿勢を崩さずにいることが可能です。
まとめると、
ということです。
以上は、私が経験上実感したことをご紹介させていただきました。
ところどころ断定口調で上から目線になってしまい不快な思いを抱いた方もいらっしゃるかと思いますが、ご容赦ください。