スタンディングデスクの効果は、すでに会社に採用している企業の理由を調べてみるのも説得力ありますね。
備品に詳しい方なら何となくわかると思いますが、業務用の机を増やすのは資金面だけでなく、配送や古い机との入れ替え作業、古い机の有効活用、在庫管理などなど思いのほか付随して発生する業務があり実行するには困難が伴います。
そんな大掛かりなイベントを会社規模で行うとしたらかなりの投資になります。
なんとなくよさそうだから、では決済が降りないことはよく考えるとわかります。導入する具体的なメリットがないといけません。
ではその具体的なメリットとは何なのか?
スタンディングデスクの場合の効果を紹介した情報てみると
・生産性の向上
立つことで、足の血のめぐりがスムーズになり、それに連動して脳が活発に働くようになる。(プレジデントオンライン 教養総研)
・腰痛・肩凝り対策
腰痛の原因となる椎間板にかかる負担は、立ち姿勢よりも座り姿勢の方が明らかに大きい。
(BUSINESS INSIDER ライター 茅島奈緒深氏)
・モチベーション・集中力
腰痛や肩凝りがあると、仕事に対するモチベーションや集中力が下がり、生産性が3~4割落ちるという調査結果。(仲野整體東京青山院長の仲野孝明氏)
・長生き
1日に6時間座る人は3時間の人に比べて15年以内に死ぬ確率が40%増加する。(米Medical Billing and Coding Online)(ただし、本来これを証明するのは個人的には無理と思います)
早稲田大学スポーツ科学学術院教授 岡浩一朗氏によると
・座位を中断して「立つ」ことで血液の状態が変わり血糖値が改善される。
・「立つ⇒ちょっと歩く」、または、「ひんぱんに立ち上がる」程度の低強度の運動でも、血糖値と血圧の安定には有効。
・体感的な効果
疲れにくくなった
肩や首、腰、背中などの痛みやコリが軽減、解消した
頭や目の疲れが軽減された
・仕事面の効果
頭が冴え、集中力が高まる
いいアイデアが生まれる
作業効率が上がる
思考がポジティブになり、前向きに取り組める
仕事に満足できる
・行動パターンの変化
フットワークが軽くなる
雑用などでも積極的に動く
・職場のムードの効果
社員同士のコミュニケーションが増える
生産性が高まり、職場に活気が出る
など。
上記は、必ずしも「立ち仕事」のメリットだけではなく、座り続けるよりも立ち上がったり、座位での仕事の途中で立ち上がることだったり、立ったり座ったり歩いたりという行動による効果です。
また、科学的医学的なエビデンスが証明された事実かどうかはさだかではありませんが、実験的、体験的に効果を実感できたケースといえそうです。
それらから共通して言えそうなことが、「座り続ける」ことのデメリットです。
もともと、こういった知識がなければ、自ら立って作業しよとは思はなかったのは言うまでもありません。なぜなら、社会的習慣から立って作業するよりも座って作業する方が言うまでもなく楽だと信じられていたからです。
ところが、こういった信じていたこととは真逆の情報に接することで是非試してみたくなりました。理由は座って作業することが原因だとされるいろいろな不調、不満、不安が高まってきたからです。
実際にやってみて確かに効果があると思った事
・眠くならない
以前は、座りながらだとどうしても睡魔が出てきてうとうとすることが日常的でした。
さすがに立つと眠気が出ません。会社でも「眠くなったら立て」というスローガンが壁にあったりしました。
・集中しやすい
「集中できる」とまでは確信に至りませんでしたが、逆に、今までは、座って時間が経てばそれで何かしてるような気になってた部分があったのではと気づかされました。
立った姿勢でぼおぉ~とはなかなかしずらく、作業していてちょっと疲れたり、飽きてきたと感じたら、一旦作業を離脱してリビングで横になるなどメリハリがつく感じです。
・フットワークが軽くなる
椅子に腰を下ろすのと、椅子を使わずに立っている違い。たったこれだけの違い(実際にやり続けるのは意外と難しい)ですが、立っていたら圧倒的に体が軽くなりますね。近くにあるものをとりたいと思った時、座っているとわざわざ立ってとりに行くのが心理的にすごくストレスです。でも立っていたらサクッとできちゃいます。
テーブル席に座る会食よりも、立食の方がコミュニケーションが活発になるといいますが、まさにこのことが理由の一つだと思います。
ただし、こういったメリットを感じたにもかかわらず、スタンディングデスクが長続きせず挫折してしまったのは以前の記事に書いた通りです。
その後に復活したきっかけの一つが視野を変えるといったことでしたが、もう一つスタンディングデスクをやめられないと思わせたことがあります。
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