スタンディングデスク コツ

スタンディングデスク コツ

スタンディングデスクとは立位で作業する際に使用する机のこと。
ただそれだけですが、スタンディングデスクは単なるインテリアではありません。実際にその前に立ち、その上で主にノートパソコンを使いながら作業をするわけです。

ありがちなのが買うことで目的が達成されたと錯覚すること。
でも、立つより座るのが楽だという思考が長年染みついていたわけです。
だから、予想外に継続がしんどい。効果が感じられない。
コツは最初からうまくいくと思うな。うまくいかないと感じても迷わず続ける工夫をすることだと思いました。具体的なノウハウは別に紹介していきますが、まずはここです。

ダイエットを例にします。
ダイエットとは、
(摂取カロリー)-(消費カロリー)

これがプラスなら太るし、マイナスなら痩せる。
実に単純です。(今はこうしたカロリーが原因ではなく糖質の過度の摂取が原因だから糖質制限が大事だ考え方が主流に変わってきています)

そこでカロリーを減らそうと食事量を減らすと結局続かずにリバウンドするのが落ちです。
それでも痩せたいということで、いろんなハードルが低いさまざまなダイエット法が紹介され、その都度試す人が殺到し、効果がないものは淘汰され、それらに失望した人は新たなダイエット法に飛びつく。
人は本能的に楽したいから「○○だけダイエット法」が人気と聞くと、買えばダイエットが約束されたかのように錯覚してしまいがちです。ところが、いかなるダイエット法も、それを継続し生活習慣の中に取り入れられて初めて価値があるのであり、一過性で終わっていいと思う人はほとんどいないはず。(ウェディングドレスを着るまでダイエットできればという期間限定なダイエットはあります)
それと同様に、スタンディングデスクを購入したら集中できるとか姿勢が良くなるとか体の不調が改善されるかというと物事はそれほど単純ではありませんでした。

まず、慣れない立仕事で意識が分散され、目の前の仕事に集中できませんでした。今まで座っていた人が立作業することで、それまで使われていなかった筋肉が使われるようになる。すると新たな疲労を感じる。座った状態ではお尻に重心が一番かかり、両足膝下は軽く置く感じですが、立つと足裏に最も体重がかかります。すると両足の立ち位置、足の開き具合とかが落ち着くまではどうしても足元に意識が行くようになります。これは慣れない時のデメリット。

今度はメリットも。
座ることから立つことで、体感がぶれなくなり、重心も安定するのでこれは慣れたら楽になるなという将来予測は実感できます。ただ、最初は微調整が必要。だから意識も仕事に集中できない。メリットなのに慣れるまではデメリットもあるという話です。

視野の変化も劇的に変わります。
それまでは部屋の下半分にあったのが、立つことで視野が広がり、特に上から見下ろす感じに変わります。解放感を感じるのと同時に視野が広がります。集中力というのは狭い範囲に意識を集めるというのではなく、広い視野で同時並行的に意識を分散することだ、みたいなことを聞いたことがありますが、ちょっとそれを思い出しました。

視野が広がったと思うことで、視野だけでなく、意識も広がり、自分を客観視できる意識が生まれる。そんな気分になりました。幽体離脱して自分を頭上から見下ろす、そんなイメージです。これらもメリット。

こういった重心の変化や視野の変化、さらに意識の変化など実際にスタンディングデスクを利用する前に予想していなかった様々な変化を実感する。それまでは、有名企業が採用したやり方だからメリットがあるに違いないが、立ってやるのは座るよりは楽なはずはないというのが正直な気持ちでした。新しいことにチャレンジしようと思ってるが、内心は疑ってる感じ。
実際にやってみて、これは思ったよりも快適なのかもしれないと、トータルでは高評価な感想を抱きました。

しかしながらそれも長続きせず、途中で一旦は挫折してしまいました。
(その理由の詳細はこちらで⇒スタンディングデスク やめた
一言で言うと、スタンディングデスクにすれば良くなると勘違いしていたということになります。
実際にはそうではなかった。あるいは、良くなると思っていたのは頭でだけで、心ではそう思っていなかったんでしょう。

例えば仕事でも引越しでもそうですが、私の場合は最初は新しいことに付いていけるかという不安が勝ってしまう。目の前の現実よりも慣れ親しんだ過去への逃避の意識の方が強い。過去は過去で問題はあったが、少なくともそれでもやってこれたからそちらの方がまだまし。よくわからない新しいことよりも。これが会社や引越しなら後戻りでいないので諦めが付きます。
ところが自宅だとそれができてしまう。
これが自宅で新しい試みを挫折させる最大の障害となってしまったんですね。

スタンディングデスクなんてその最たるものです。なぜなら、立って仕事するのが嫌なら、座るスタイルに戻せばいいだけですから。
会社じゃないから文句を言いう人もいない。椅子を用意するだけで元に戻せてします。

だから、自ら退路を断ち、新しい環境に徐々に慣れるないといけないという意識が大事。スタンディングデスクを継続するコツの大前提だと思いました。

スタンディングデスクを始めた当時の私には、おそらくこんな葛藤があったはず。

やる価値があるかどうかやってみないとわからないんじゃないの?
続けるかどうかわからないんじゃないの?
もし合わなかったときのことって考えないの?

ですが、
多くのGAFAでは採用してます。(⇒スタンディングディスク 導入企業
GAFAの社員は私よりもはるかに賢い人たちです。
日本でも楽天など大手の企業も追随してます。
なら、価値があるかどうかなんて愚かな自分が判断しようとすること自体が無駄。

まず考えないといけないのは、それにどう自分が順応するか、だと思いました。
何かにうまくなりたいなら聞きやすい人ではなくうまい人に聞け。
これは真理だと思います。
スタンディングデスクを始めた過去の私が目の前にいたら、こう言ったでしょう

迷うな!とにかく続けろ

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