私がスタンディングディスクを始めるきっかけ

スタンディングディスク 理由

私がスタンディングディスクを利用しようと思った理由を紹介します。(興味がない方はスルーしてください。)

私自信、デスクワークをするのに最初から立って仕事をしたいと積極的に思ったわけではありませんでした。むしろ、仕事や作業は座ってするものだと特に疑問も持たずに長年過ごしてきました。そんな私がなぜ立って作業しようかと思ったかは、消去法からでした。

以前から、会社の仕事を自宅に持ち帰ってすることが多かったのですが、色々障害や誘惑が多く、時間をかける割には作業がはかどらない苛立ちを感じていました。テレワークが全国的に推奨される事態になり、私の会社でも在宅ワークが導入されることが発表され、自宅で仕事をする時間がますます増えることとなり、このままではいけないと、在宅ワークをやり過ごすのではなく、しっかり結果を出せるようにするにはどうしたらいいかをあれこれ探し回りました。その中で、立ってするという発想があることを知り、試してみようと思ったのがきっかけです。

当り前ですが、立つより座る方が断然楽だと当時は信じて疑わなかったので、目前に迫るテレワークを前に、すでに危機感を抱いていた自宅での仕事に関するさまざまな問題がなかったら間違いなくスタンディングディスクを利用しようとは思わなかったと確信を持って言えます。
では、始めるまで、デスクワークをしている中でどういった悩み・問題・ストレスを抱えていたか?

具体的には以下のようなことです。

■長時間座っていると身体が疲れる
具体的には肩・腰・目です。疲れを感じると足を組んだり座る位置を変えるなどして疲労を「かわそう」とするのですが、それも時間の問題で根本解決しませんでした。
■長時間座っていると集中力がなくなる。

作業がはかどったり締め切りでテンパってる時はいやおうなく集中できてしまったりしますが、普段は注意が散漫となることが多く、通しで集中できたという実感がなく、もっと効率を上げないという危機感だけは持っていました。関係あると思った書籍を片っ端から読んで、そこで得たノウハウを実行しました。が、読んだ時は魅力的だと感じたノウハウも、いざやってみると3日坊主だったりやる段階で具体的な方法がわからずやらなかったりとハッキリ効果があると感じるものはありませんでした。

■椅子が体に合わない
身体が疲れるのと関連するのですが、自分の体型に椅子が微妙に合わない違和感があり、椅子を変えれば改善されるかもと思い、自宅にある他の椅子でいろいろ試してみましたがどれも決め手に欠けるものばかりでした。以前、会社の引越の際に持ち帰ったパイプ椅子が中ではましでしたが、それでも快適には程遠い感じ。
かといって、高価な椅子を購入する余裕もありません。(もし合わなくて失敗したらと思ったらとても買う気がしません)
その中で、たるんだお腹のたるみを改善したくて健康グッズを物色していたら、バランスボールが意外と人気なのを知り、それを深堀していったらなんと椅子代わりに利用できるという記事を見つけました。座りながら腹筋も鍛えられるという触れ込みでした。昔はやった「○○だけダイエット」商法ですね。少なくとも筋トレ用としての利用価値はあると思い早速購入。最初は新鮮でしたが、継続して利用するにはやはりというか、いま一つ不安定過ぎて逆に作業に集中できず最終的には長続きしませんでした。
■デスクトップパソコンからノートパソコンに買えたら、それまで利用していたパソコンデスクがとても使いづらく感じた。
私が使っているパソコンデスクは、デスクトップパソコンを乗せる前提で作られたものでした。

キーボードを乗せるスライドトレーがあります。私は、長年デスクトップパソコンを愛用していたが、そろそろWindows10になり、動作も重くなりハードディスクも容量が足りなくなってそろそろSSDに買えたいなぁ、なら持ち運べるノートパソコンに切り替えないといけないかなぁと思う様になり思い切ってノートパソコンを購入しました。今から4年前です。
ところがノートパソコンにしても、引き続きキーボードで文字打ちしていました。スライドトレーに乗せたキーボードで持ち打ちしながらノートパソコンを使うのは、どうしてもデスクトップパソコンと比較して違和感があります。一番はモニターまでに距離感が遠いこと。デスクトップならモニターが見やすいですが、キーボード越しだと、ノートパソコンの液晶画面とキーボードとの間にキーボードベゼル(上蓋)があって遠いんですね。

wifiと電源さえあれば、どこでも持ち運べて使えるメリットは感じましたが、その反面、自宅で使うのはちょっと使いずらい。そんな中で、ようやくキーボードではなくタッチパネルで文字打ちするすることをしぶしぶ認めざるを得ない覚悟が私の中でも固まってきました。

いざ、タッチパネルに慣れてくると、逆にもうキーボードでの持ちうちには戻れないと感じるほどです。まさにスマホを使う様になったらガラケーには戻れない感じですね。タッチパッドに慣れるノウハウも今後紹介する予定です。

キーボードがいらなくなると、より狭いスペースでもノートパソコンを利用できるようになる。当時はその意味が分かりませんでしたが、これがなかったらパソコンデスクを流用したスタンディングワークは不可能でした。

■座って作業中に眠くなる。

最後の理由が私にとっては実は一番大きいのですが、座って作業すると、いつの間にか眠気が起きるんです。せっかく椅子に座って3時間過ごしても、実質的に2時間くらいしか作業出来ていないと感じることも稀ではなく、まるで寝坊した直後のような情けない気持ちを味わうことが嫌で、何とかしたいとデスクトップ時代からずうっと思っていました。
職場だと他人の目線がいい意味で刺激となり、こうした睡魔が発生しずらい環境がありますが、自宅は普段くつろぐ空間だったので、それが大きいのかなと思います。

息子が中学に上がるタイミングで私の部屋が息子の部屋となり、私の作業はリビングへと移動しました。つまり、密室から家族がくつろぐ空間で作業する環境変化が否応なくされたわけです。これは逆に適度な他人の目線を無意識的に意識しながら作業することになるのですが、結果として作業中に眠気が発生しにくい環境に変わったことでだいぶ寝落ちは改善されました。改善されたとはいえ、なくなったわけではなく、逆に転寝するとそれに気づいた家族から突っ込まれるというペナルティもある中で、更に何か対策をとらないとという意識だけは強く持っていました。

当時は、これらの様々な問題を解決するために、本やネット情報、テレビやラジオに頼っていたわけですが、今から考えると「座って作業する」ということは変えずにそういった作業スタイルを前提にマイナーチェンジできる方法を模索していた感じでした。
(立ってするという発想自体がなかったので、座って仕事をするという常識を疑うというのが想定できませんでした)
にもかかわらず、スタンディングデスクを知ることができたのは、何かいい方法があるはずだと諦めていなかったのが良かったのだと思います。自宅で作業をする効果的な方法の情報にアンテナを立っていたため、スタンディングディスクに関するニュースに触れる機会がその後訪れました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました